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春風に誘われて鎌倉

春風に誘われて鎌倉

2月に入ると、日当たりのよい庭先では、白や紅色の梅のつぼみが少しずつほころび始める。ここ鎌倉も、あと2週間もすれば見ごろを迎え、大勢のカメラマンが周りを取り囲み、自由に撮る事もできなくなるだろう。
源氏池のほとりの神苑ぼたん庭園では冬ぼたんが満開。藁囲いや和傘で寒さから守られながら、咲きそろっている。和傘の陰に見る花は、まさに正座した和服美人。葉の上に座ったように花が開花していた。冬ぼたんは、この時期を春だと思いこませ開花させた春の牡丹と同じ種類らしい。
境内を出て、横大路を左手にしばらく行くと、萩寺として有名な宝戒寺(ほうかいじ)があり、ここが小町大路の北の始まりになる。

どちらから来られました?

小町通り。鎌倉駅東口を出て左手の赤い鳥居をくぐれば、レストランやブティック、土産物屋が軒を連ねる。晴れた休日には、思い思いにショッピングを楽しむ若者や観光客で通りがあふれる。通りの左右には細い路地が無数にあり、一歩足を踏み入れると素顔の鎌倉を垣間見ることができる。材木座海岸にて陸揚げされた多くの物資が陸路を運ばれ、鎌倉の町の繁栄を支えた物流の重要な古き日の幹線道路だ。
小町通りに並行して延びる若宮大路は、鶴岡八幡宮の参道でもあるメインストリート。鶴岡八幡宮から滑川(なめりかわ)の河口まで鎌倉市街を南北に貫く。教会や古い洋館の歴史を感じさせる佇まいが、古都の街並みに、エキゾチックな味わいを添えている。
カメラを片手にぶらりと歩いていると、お店の人に「どちらから来られました?」と声をかけられた。古都の美人から声をかけられたら、立ち止まって会話をせざるを得ない。ウォーキングの最中なのだが・・・。

デジイチをぶら下げた観光客は珍しくないから、カメラ好きの方なのだろうか?それとも、カメラを手に持ったよほど珍しい生き物に見えたのだろうか?

真白き富士の嶺 みどりの江の島

いつもなら、鎌倉から由比ガ浜を経由し江の島を目指して歩くのだが、その途中の稲村ヶ崎でいつも日没ジ・エンド。だが、今日は台風並みに発達した低気圧が、日本列島を北へ抜けていったおかげで、午前中に吹き荒れた北風もぴたりとやみ、白雪につつまれた富士山がひときわ輝いて見えた。江ノ島付近から見る富士山は、葛飾北斎の富岳三十六景にも描かれている定番。なので、今日は、いつもの逆コース。江ノ島から、由比ガ浜を経由して鎌倉へ。
江ノ電江ノ島駅下車。踏切の先の道が、江ノ島の海岸に繋がる。。

歩行者専用の江ノ島弁天橋。400メートルぐらいのこの橋を渡ると江ノ島だ。なぜかこの日、みんなが左側を通行していた。富士山を撮りたくて、江ノ島に向かって橋の右側によると、江ノ島帰りの歩行者の歩行のじゃまをしてしまう。
この橋に平行している車道は、江の島大橋。シーズンオフというのに、あいかわらず車がぎっしりで動かない。
島入り口の青銅の鳥居をくぐると、両側に貝殻やアワビ、サザエ等を売っている土産物屋が建ち並ぶ参道になる。今日も、たくさんの人。。

江ノ島 裸弁財天

江ノ島のネコたち。ウチの中でおとなしくしてる猫より、外でたくましく生きてる猫が好きなのだが、この日は、午前中に冷たい北風が強かったせいか、集団で暖かい場所へ避難しているようでその姿を見ることは出来なかった。
地域で面倒を見てもらっているネコたち。いろいろ問題も山積みなんだろうが、地域として、観光客からエサ代や避妊手術代の寄付を集めて、ネコたちの自立の道を模索している。実際のところはよくわからないが、今のところ、それがうまく行っているのかもしれない。ネコの島、江ノ島。。

坂道となった参道を登って、正面に「朱の鳥居」が見えてくる。その先に、竜宮城を模したといわれる江島神社への登り口「瑞心門」。
門をくぐると、辺津宮(へんつみや)、さらに階段を上ると中津宮(なかつみや)、その奥にあるのが奥津宮(おくつのみや)といい、この3つの宮を総称して江ノ島神社という。それぞれ海運、漁業、交通の神として祀られている。
八角のお堂・奉安殿に奉納されている「妙音弁財天」は安芸の宮島、近江の竹生島と共に「日本三大弁財天」の一つ。琵琶を抱えた全裸体の座像は「裸弁財天」ともいわれ、江戸時代から音楽芸能の上達を願う人々を含め、多くの信仰を集めている。弁財天さまは、うるわしき女性。カップルで江ノ島に行くと、はげしく嫉妬をするらしい。カップルは必ず別れることになる。これに打ち勝ってこそ、本当の愛。。
すれ違った、多くの中高年のカップルに幸せあれ!

片瀬東浜辺で光のサーフィン

江ノ島に来たついでにヨットハーバーまで足を伸ばし、ひょっとして、知った顔がと探すが誰もいない。午前中、駅前の自転車が飛ばされちまうほど風が強かったので、だれも海に艇を出そうとはしなかったのだろう。
境川にかかる江ノ島弁天橋をもどり、江ノ島大橋の袂を回り地下道を潜り抜けると、片瀬東浜辺に降りられる。ここからは、右に江ノ島を、バックには雄大な富士山を見ながら、やわらかい砂を踏みしめ、ゆっくりゆっくりと歩く。
江ノ島から、七里ヶ浜、稲村ヶ崎、由比ヶ浜、若宮大路、そして、振り出しの鎌倉。7.5km、約2時間のぶらり旅だ。はるか、かなたには、逗子マリーナが、午後の光を反射してきらめいて見えている。
途中、腰越橋を渡り小動岬の腰越港を過ぎるまで県道をチョット歩くが、そこから、また七里ヶ浜へと降りられる。稲村ヶ崎まで約4kmにわたるこの海岸は、サーフィン向きの海として人気のスポットだ。きょうも、多くのサーファーが、沖で波待ちをしていた。

元気をもらった七里ガ浜

波間にきらめくサーファーたち、風に乗るトビ、護岸壁から足を投げ出して海を見ている女。国道134号線沿いへ目を移せば、かわいらしい店が立ち並ぶ。何もかもが、おだやかな春の光の中で輝いている。
海からの春風が吹き抜けていく。暖かな日差しと、2月の浜を散歩する人たちに、元気をもらって歩き続ける。

海に流れ込む小川が何箇所か行く手をさえぎる。だが、コンクリート橋が架けられているので難なく渡れた。
中国からの観光客だろう。女たちが止めるのを振り切って、中年の男が助走をつけて1mぐらいの小川を飛び越した。まぶしいぐらいの順光の中、はずみをつけた男の体は砂浜から舞い上がり、川を飛び越してぎりぎりの端へ着地。
女たちから中国語の歓声があがる。国道沿いを見上げれば、かわいい江ノ電と道行。
波打ち際をぶらつくぼくに、若い女性からレンズを向けられた。きっと、ぼくは光にきらめく海をバックにシルエットで浮かび上がっているのだろう。すかさず、ぼくもシャッターをおして返礼。

稲村ヶ崎を背にして

自転車にサーフボードを乗せてサーファーが帰っていく。もう日は傾きつつあり、やがてやってくるサンセット。
七里ヶ浜から砂浜を東へ歩いていくと、いつの間にかそこは稲村ヶ崎。振り返れば、”江ノ島が遠くにぼんやり見えている”(桑田圭祐 夏をあきらめて)より。
空のトビも、海のサーファーもまばらに。。
目の前にある小高い岬は、「鎌倉海浜公園」。ここの展望台から見える景色は絶大。江ノ島からここまでの海岸線が一望できる。
湾曲した砂浜は広大。海岸線を見つめる多くの人からため息を奪うのは、逆光となる午後の日差しが、美しさを愛でる人の声をシルエットに変えてしまうからなのかも知れない。

大勢のカメラマンが、夕日を反射して赤く染まる富士山を待っていた。だが、日が落ちるまでには、まだ時間がある。
フォトグラファーなら、七里ヶ浜と赤富士の構図をねらって、日没までここ稲村ヶ崎で待つのが当たり前だろう。事実、カメラを抱えた数十人の人が、思い思いに場所を取って、日没をまっている。なんといっても、日曜日のこの日、午前中に強い風が吹き、空の雲を取っ払ってくれて富士山がきれいに見えているのだから。
だが、ぼくは後ろ髪をひかれる思いで稲村ヶ崎を後にした。きっと、大勢のカメラマンたちと一緒に赤富士の写真を撮らなかったことを後悔することになるだろうと思いながら・・・。

でもそれ以上に、今日は、夕刻の御成通りにこの身をおきたかったのだ。道行く人々に背中を押されながら、鎌倉の生活のにおいを感じていたかった。
夕刻の稲村ヶ崎は、いつもの散歩コース。また来れる。天気のいい日に、また来ます。

夕暮れの御成通りにたたずんでいると、どこからか、小さな天使(tiny angel)のつぶやきが聞こえた。
2月の鎌倉。梅の花の写真も、大勢の人がブログにあげているねと・・・。
きっとぼくは、だれも撮らない風景を求めて、人が立ち止まることのない場末の街角を選んで、これから旅をすることになるのかもしれない。人の流れに逆らって歩み続ける放浪の人生。
「かふして私は堕ちていくのだらうか・・・」



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【2010/02/08 19:31】 | #[ 編集]


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